ドローン開発のSkydioが自動の住宅屋根点検サービスでEagleViewと提携

自律飛行ドローンテクノロジーのハードウェアとソフトウェアツールを展開するSkydio(スカイディオ)はつい最近、法人・商業マーケットに参入すると発表したばかりだが、今度は新たな事業提携を明らかにした。同社はEagleView(イーグルビュー)と協業してSkydioドローンを使った住宅屋根点検サービスを展開する。同サービスはまずはEagleViewの製品Assessを通じて、テキサス州ダラス、フォートワース地域で提供される。

予定では来年、2021年から都市部での展開を拡大し、その後は農村部にも拡げる。提携では、屋根の状態を保険会社や保険申請査定会社、政府機関に提供するために、Skydioの高解像度で精度の高いイメージングとペアリングしたAIベースの分析を用いる。この物件検査は人が行う必要がなく、これまでにない質と精度を提供する。

Skydioは2020年7月に1億ドル(約106億円)の新たな資金調達とともに法人プロダクト拡大を発表した。同社はすでに完全自律飛行の消費者向けドローンを2モデル展開していて、X2という商業ドローンもデビューさせた。X2はサーマルカメラなど追加の機能を搭載している。また、提携企業が自動ワークフローやAI分析、処理が利用できるようになる一連のソフトウェア機能「エンタープライズスキル」も提供している。ここには今回のEagleViewとの提携の核となる住宅屋根点検のためのHouse Scanも含まれる。

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カテゴリー:ドローン

タグ:Skydio

画像クレジット:Skydio

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(翻訳:Mizoguchi