ニューヨークの倉庫で働くAmazon従業員が新型コロナ陽性

このようなことが起こるのは時間の問題だった。TechCrunchが3月18日に取り上げたFreshDirectの記事で書いたように、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の最中にあってもすべての人が屋内退避できるわけではない。実際、多くの人が家の中にとどまるほどに商品を調達して消費者の玄関まで届ける役割を担う労働者に多くの負担をかけることになる。

Amazonは19日、ニューヨーク・クイーンズにある配送センターの従業員が新型コロナウイルスのテストで陽性だったことを明らかにした。同社は前日のうちに同じ施設で働く従業員に陽性のケースについてテキストで知らせた。The Atlanticが入手したテキストには、「我々の施設で新型コロナウイルス陽性のケースが本日確認されたことをお知らせする」とある。

同施設でのケースとしては初めてかもしれないが、最後のケースではないことはほぼ確かだろう。たとえ同社が自分自身のため、そして顧客のために病気初期に家にとじこもるよう従業員に勧めていても、従業員の多くは間違いなく出社する。そしてほとんど無症状の人がいるという問題もある。

この件についてTechCrunchはAmazonにコメントを求めている。テキストの中で同社は、DBK1施設の従業員は自宅に帰され、施設は消毒されたと書いている。昼間のシフトの従業員は自宅に帰された一方で、夜間シフトの従業員は出社するという報道を否定した。

同社の商品取り扱い能力はかなりのものであるにもかかわらず、Amazonは必要不可欠でないものを含む特定商品の出荷を制限していて、Prime Pantryからの出荷も一時的に取りやめている。

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(翻訳:Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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