ネクイノは6月4日、アカツキを引受先とする資金調達を発表した。2020年11月から実施しているジャフコ グループをメインインベスターとするシリーズBラウンドにおける資金調達は合計で22億5000万円、創業以来の累計調達額は約30億円となった。
調達した資金により、これまでになかった医療の新しいスタンダードの実現に向けたスマルナのコンテンツ制作など、メディカルコミュニケーションをより活性化させることで、医療DXのネクストステージに向けた事業基盤の強化を行う。スマルナを介し「パーソナルな医療体験」を提供し、ユーザーのQOLを向上させる新しい医療体験を実現するとしている。
ネクイノが運営する、オンライン診察でピルを処方するアプリ「スマルナ」において、スマルナでのオンライン診察回数、医療相談数、コミュニティでの質問・回答数、およびピルのお届け数の累計数「メディカルコミュニケーション数」が83万件を突破したという。
2018年6月リリースの「スマルナ」では、生理や避妊で悩む方と医師をオンライン上で直接つなぎ、ピルを届けするほか、助産師や薬剤師が相談を受け付ける「スマルナ医療相談室」を運営。10代〜30代の方が主に利用しており、ダウンロード数は累計50万件に上る(2021年4月16日時点)。
ネクイノは、医師や薬剤師など医療分野に経験を持つ人材が集まり、2016年6月創業。以来、ICTを活用したオンライン診察をはじめ、健康管理支援、未病対策などライフスタイルや健康状態に合わせて選択活用できる医療環境を生み出している。「メディカル・コミュニケーションカンパニー」を掲げ、テクノロジーと対話の力で世の中の視点を上げ、イノベーションの社会実装を推進していくとしている。
関連記事
・ピルのオンライン診察アプリの「ネクイノ」が法人向け健康経営支援プログラム「For Women’s 保健室」開始
・ピルのオンライン診察アプリ「smaluna」の「ネクイノ」が20億円を調達、社名変更も発表
・ピルのオンライン診察アプリ「スマルナ」のネクストイノベーションが法人向け健康支援プログラムを開始