ネコ車電動化キット「E-cat kit」・動力内蔵クローラ「CuGo」など手がけるCuboRexが約7500万円調達

タイヤ交換だけで農業用一輪車「ねこ車」を電動化するE-Cat Kitが広島県JA尾道市で販売開始

不整地で使える乗り物や運搬器具を製造開発するハードウェアスタートアップCuboRex(キューボレックス)は11月4日、プレシリーズAラウンドにて第三者割当増資による約7500万円の資金調達を完了させたことを発表した。引受先は、Open Network Lab、DRONE FUND、個人投資家らとなっている。これにより、シードラウンド以来の累計調達額は1億3000万円となった。

CuboRexは、ミカン農家や工事現場などで使用される一輪車、いわゆるネコ車を電動化するキット「E-cat kit」(イーキャット・キット)や、移動ロボットの開発を支援する動力内蔵クローラユニット「CuGo」を開発製造して販売しているが、こうした不整地に対応した機器による「不整地産業の課題解決」や、不整地対応ロボットの市場拡大を目指している。

今回調達した資金は、産業用サービスロボット事業の拡大、「E-cat kit」と「CuGo」の市場拡大と体制強化、研究開発においては資金不足になりがちな経営を安定させるキャッシュフロー基盤整備に充てられるという。現在、サービスロボット分野では、除草剤散布を自動で行う「除草剤サービスロボット」やプラント施設管理を省力化する「プラント施設管理ロボット」などのプロジェクトが進行している。

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TechCrunch Japan

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