ネットショップ作成サービス「BASE」やオンライン決済サービス「PAY.JP」を展開するBASE。同社がQRコードを利用した店舗向けのオフライン決済や個人間の決済サービスを準備中だ。近日中にも専用アプリをリリースする予定するとしている。
サービスの対象となるのは、現在BASEでサービスを提供する30万店舗のほか、PAY.JPのアカウントである「PAY ID」を持つユーザー。利用にはPAY IDの取得とクレジットカード登録する必要がある。
QRコード決済を行う場合、事業者があらかじめ管理画面で商品や価格を設定したQRコードを発行しておく。その商品を購入するユーザーは、専用アプリでそのQRコードを読み込めば支払いを行うことができる。PAY IDを持つユーザー同士であれば、個人間での決済も可能。こちらは先行するAnyPayのpaymo同様、資金決済法で定義するところの「個人間送金」ではなく、あくまで「個人間決済」。アプリで支払いする商品の写真を撮影し、その商品の決済を行うというかたちになる。
中国ではAlipayやWeChat Payなどのモバイル決済サービスでQRコードでの決済機能が提供されているが、日本でもこの流れは進んでいるようだ。楽天やLINEがすでにサービスを提供しているほか、スタートアップではOrigamiやAnyPay(発表によると7月リリース予定)などもこの領域に進出している。