ネット中立性(net neutrality)という規則を廃止しようとする、今のFCC(連邦通信委員会)の提案をめぐって議論が沸き起こっているが、7月12日にはAmazon, Etsy, Github, Kickstarter, Reddit, Y Combinatorなども参加する大規模な抗議集会(あるいは何らかのネット上の抗議行動)が行われる。
運動のWebサイトにはすでに60社以上の参加企業が載っており、さらに多くの参加を呼びかけている。
集会を企画したのはネット上の三つの人権団体、Fight for the Future, freepress, そしてDemand Progressだ。一部は、2012年の法案SOPAとPIPAに反対する、ネット上の抗議活動にも参加している。その5年前の抗議活動では、50000あまりのWebサイトがそのホームページをブラックアウトして抗議の意思を示し、議会の再審議に導いた。
関係者は、そのときと同じように、2017年のネット中立性の危機が回避されることを、期待している。
運動のWebサイトには、こう書かれている: “FCCはインターネットの中立性を破壊して、大手のケーブル企業に、ネット上で私たちが見るものをコントロールさせようとしている。彼らが言うとおりになれば、帯域制限や通信のブロック、検閲、割増料金などの行為が、プロバイダー間で一般化するだろう。7月12日には、インターネットが一堂に集まって、その阻止を目指す”。
“私たちは、あなたのサイトのフォロワーやビジターなど、誰もが簡単に運動に参加できるためのツールを提供する。これまでも私たちは、一致団結して、SOPAのときのブラックアウトやインターネットの牛歩化などにより、インターネット全体の意思を示し、検閲や腐敗を防いできた。今は、それをもう一度やるべき時だ!”。
5月に報じたように、今年の夏の終わりに票決される予定のFCCの新しい規則案は、ブロードバンドを連邦通信法第Ⅱ章が適用される通信サービスの分類から外そうとしている。それによって、ISP(インターネットサービスプロバイダー)を規制する/しない強力かつ広範な権限がFCCの手中に転がり込む。
それによってISPやケーブルプロバイダーは、少なくとも理屈の上では、自由勝手に、帯域制限や通信のブロック、オンラインサービスの検閲、特定コンテンツへのアクセスの割増課金などができるようになる。彼らは、ネット上のコンテンツに対して、強権を揮えるようになる。
運動を支援するY Combinatorの社長Sam Altmanは、抗議活動に参加する理由として、ケーブルやワイヤレスの企業が市場の勝者と敗者を恣意的に決めるという、“途方もなく強大な権力を”持ってしまいかねないからだ、と述べている。
FCCの規則改正案を詳しく知りたい人は、この記事をご覧いただきたい。