ビックカメラが1日百数十円のオンデマンド型保険を提供開始、米スタートアップとの協業で実現

ビックカメラは3月29日、米国シリコンバレーのスタートアップ企業であるTrov(トロブ)と損害保険ジャパン日本興亜の3社共同で、スマートフォンなどのデジタル家電を補償対象とするオンデマンド型保険「ビック1日から保険」の提供を2019年4月1日から開始することを発表した。

Trovは2012年に設立のオンデマンド保険サービスを提供するスタートアップ。損害保険ジャパン日本興亜は2017年に同社に出資しており、国内向けの保険商品の開発を進めていた。

ビック1日から保険は、「スマートフォンで手軽に保険加入したい」「必要な時に必要な物にだけ保険加入したい」というニーズの高まりを受けて開発した保険商品。対象品目は、ビックカメラグループ各社(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ)のECサイト「ビックカメラ・ドットコム」「コジマネット」「ソフマップ・ドットコム」で、スマートフォンやタブレット、パソコン、カメラ、ヘッドフォン、ゲーム機の6ジャンルのデジタル家電。

外出時や国内旅行時に、そのときに所有しているデジタル家電に対して、必要な日数だけ保険に加入できるのが特徴。加入手続きはスマホ上で完結する。1日当たりの保険料は、対象品目と保険金額によって異なるが、数十円~百数十円程度となる。

具体例としては、保険金額12万9000円の12インチMacBookは1日あたりの保険料が154円で、国内での使用に限り破損・水濡れによる事故を補償してくれる。保険による補償は、原則として修理または代品交換となる。トロブの事故受付窓口へ連絡後、ビックカメラグループ各店舗の修理カウンター(サービスサポートカウンター)に対象品目を持ち込めばいい。

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TechCrunch Japan

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