スマートフォンの売れ行きは、かなり前から下り坂だ。理由はいろいろあるけど、詳しく知りたい人は先週のぼくの記事を読んでみて。そこでは高級機の高額化が原因の上位に挙げられている。著名ブランドではフラグシップモデルが1000ドルを超すのが当たり前になっている。
この状況を悟った大手はフラグシップ機の廉価版を出し始めた。iPhone XR、Galaxy S10e、そしてPixel 3a。でも最近のミッドレンジ機は彼らに負けていない。それどころか、スマートフォンの高級機の指標は価格が4桁であることではない、とわれわれに納得させ始めている。
Honor 20 Proもこのジャンルに当てはまり、最近発表されたOnePlus 7 ProやAsus ZenFone 6などの仲間として、最高級機の仕様をフラグシップのかつてのリーズナブルな価格で提供できることを証明して見せた。
ただしもちろん、この新製品の価格を云々する前には、Huawei(ファーウェイ)のブランドであるHonorが米国内で買えるようになるのかを問題にしなければならない。ドナルド・トランプ大統領の中国との貿易戦争が今難しい局面だから、これもまた難しい問題だ。でもロンドンで599ユーロと発表されたから、米国で買えるとしたら670ドル(約7万4000円)ぐらいだろう。
このスマートフォンはファーウェイの最新高性能プロセッサーであるKirin 980を使用、ディスプレイ 6.26インチでカメラ用のパンチホールがある。背面カメラは4機構成(117度広角、48mpメイン機、望遠、そして接写)で、特にに接写用マクロレンズが面白い。発売は6月から7月にかけて、ということだ。
ファーウェイの締め出しはともかく、このような手頃な価格の高級機が今後の著名ブランドの製品と価格戦略にどんな影響を与えていくだろうか。そのへんを、見守りたいね。
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)