中国で行われたジャーナリストの集会で、Ren Zhengfei(任正非、レン・チョンフェイ)氏はJoe Biden(ジョー・バイデン)氏が第46代米国大統領に就任して以来初めて公の場で発言を行った。CNBCなどが報じたコメントの中で、Huawei(ファーウェイ)のCEOはテーブルに集まった人々に希望に満ちた口調で語った。
任氏は「私はそのような電話会談を歓迎しますし、共同開発と共有の成功へのメッセージの用意があります」と述べ、新政権との対話の用意があると発言した。「米国は経済成長を望んでおり、中国も同様に経済成長を望んでいます」。
米国でのHuaweiの未来は、新政権にとって大いな疑問符となっている。トランプ政権下では、米商務省のいわゆる「エンティティリスト」に多数の有名中国企業が追加され、さまざまな効果を上げた。Huaweiはこの動きで最も大きな打撃を受けている。
Huaweiは世界第3位のスマートフォン市場での販売を阻止しているだけでなく、Google(グーグル)を含む米国の主要企業と連携できていない。その結果、Androidのエコシステムを含む主要技術へのアクセスがブロックされ、Huaweiは混乱状態に陥った。中国国内では同社への支持が消費者の間で高まっているが、この動きはHuaweiの収益に大きな打撃を与えている。
バイデン次期政権はこの件について、ほとんど口をつぐんでいる。しかし、米商務長官候補のGina Raimondo(ジーナ・ライモンド)氏は共和党議員からの批判が高まっていることを受け、「これらのリストに記載されている企業が存在してはならないと考える理由は、今のところありません。もし承認されれば、これらの企業や懸念される他の企業とのブリーフィングを楽しみにしています」と述べている。
Huaweiにとってこれまでのところ良い兆候はあまりないが、同社のCEOは当然のことながら、新政権と仲良くすることを望むだろう。
任氏は翻訳されたコメントの中で「Huaweiの生産能力を拡大できれば、米国企業にとっても供給機会が増えることになります」と述べた。「私はそれがお互いにとって有益であると信じています。新政権が新しい政策を決定しようとしている中、このようなビジネス上の利益を念頭に置いてくれると信じています」。
カテゴリー:ハードウェア
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画像クレジット:FABRICE COFFRINI/AFP/Getty Images
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(文:Brian Heater、翻訳:塚本直樹 / Twitter)