フィットネスクラブ・スクールなど月謝制店舗向け会員管理・予約・決済システム「hacomono」を開発するhacomono(旧まちいろ)は3月22日、シリーズAラウンドにおいて、第3者割当増資による5億円の資金調達を発表した。引受先はALL STAR SAAS FUND。
調達した資金は、サービス・機能開発、質の高いサービス提供のための人材採用やマーケティング活動に活用する予定。今後hacomonoでは、スクール管理や公共運動施設向けの券売機連携機能をはじめ、本格的な基幹システム機能を提供し、「リアル店舗のためのモダンな次世代ERP」へ進化させる予定。
hacomonoは、フィットネスクラブ・スクール店舗における予約・決済や入会手続きを顧客自身のPC・スマホ端末からオンラインで完結できる「会員マイページ」を提供するクラウドサービス。
店舗側は、月謝の引き落としや未払い徴収に関するオペレーションを自動化でき、スタッフ業務の大幅省力化を図れる。店舗での事務手続きや支払い手続きを大きく削減できるという。
現在コロナ禍の影響により、店舗の非対面化やオンライン化が求められており、契約店舗数が1年で約12倍に増加し、発売から2年で契約店舗数は500店舗を超えたとしている。
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