Microsoftの執行副社長、Tami Rellerは今日(米国時間2/13)、同社がWindows 8のライセンスを2億本以上販売したと発表した。
TechCrunchはこのデータをMicrosoftに確認した。同社はさらに詳しい数値を公表し、ここには「企業向け大量一括ライセンス販売」は含まれていないが、Windows 8へのアップグレード、および新規パソコンへの標準塔載は計上されていることを伝えた。
Microsoftは、この数ヵ月間Windows 8の販売実績について驚くほど口が堅く、2013年5月に1億本を突破したことを公表して以来、事実上何の情報も出さなかった。Windows 8.x(Windows 8およびWindows 8.1)は、売上の糧であるパソコン市場の勢いを、いつも通り享受したかたちだ。
前回のマイルストーンである「1億」が発表されたのは2013年5月7日だった。つまり、282日間に、Microsoftは同オペレーティングシステムを1億本以上売り捌いた。これは1日当たり35万本以上のライセンスが売れたことになる。
Microsoftは昨年1月に、Windows 8の販売数が6000万本を越えたことを発表している。
全Windows 8.xの市場シェアは、ユーザーのWindows 8からWindows 8.1への移行に伴い、最近やや停滞気味だった。Windows 8.1 アップデート1を控え、Microsoftはこの伝統的オペレーティングシステムの三分割化を避けるために、逸早くWindows 8から新しいバージョンに移行するようユーザーを煽りたてるかもしれない。
ところで、2億というのは力強い数値なのだろうか。Windows 8の販売ペースは以前の期間よりも遅くなっている。2012年11月27日から2013年1月8日の間に、Microsoftは2000万本のWindows 8を販売した。1日当たり45万本だ。ただしこれはWindows 8へのアップグレードが割引価格で提供されている時だった。
2億本という数字が市場の筋書きを変えることはないと私は考えるが、もし既存のWindows 8ユーザーを、うまくWindows Storeの顧客へと転換できれば、Microsoftは膨大なユーザー基盤を手にする可能性がある。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)