マイクロソフトがVisual Studio Live Shareに音声とテキストのチャット機能を追加

Microsoft(マイクロソフト)のVisual Studio Live Share(ビジュアルスタジオ・ライブ・シェア)はVisual Studio IDEとVisual Studio Codeエディターでリアルタイムのコラボレーションコード作成をするための新しいツールだ。同社はこのツールのブラウザーバージョンを既に公開している。リアルタイムの共有コードエディターはすばらしいツールだが、ユーザーは実際の作業内容について議論するために、別のツールを立ち上げる必要があった。しかしそれが変わる。Build 2020カンファレンスで、Microsoftはこのサービスに音声およびテキストのチャット機能を追加すると発表した。

現在のさまざまな状況を踏まえると、オンラインの共同作業を便利にするものは何であれ、デベロッパーにとって歓迎だろう。スクリーン共有など他の共同作業ツールと異なるLive Shareの大きな特徴は、各デベロッパーが使い慣れた、時には一風変わった自分専用の設定を使えることだ。最近の共同ドキュメントエディターのほとんどがそうだが、Live Shareでも全員がそれぞれのカーソルを使える。

現時点ではテキストと音声チャットは、Teamsなど他のMicrosoftのコミュニケーションツールと連携していないようなので、当面Live Shareで起きていることはLive Share内に留まることになる。

上記の新機能は、現在公開プレビュー版として利用できる。

画像クレジット:AleksandarNakic / Getty Images

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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