マーシャルがレトロ風ポータブルスピーカーを2機種発表

スピーカーではなくヘッドホンを製造している方のMarshall(マーシャル)は、米国時間5月6日に2機種のポータブルスピーカーを発表した。以前の製品と同じく、これらのスピーカーはレトロな雰囲気を漂わせている。

2個のスピーカー「Stockwell II」「Tufton」は既存機種の「Kilburn II」に加わるが、他のMarshallのスピーカーとは異なり、上下問わずの縦置きや内蔵バッテリー駆動、頑丈な筐体を備えたポータブルモデルとして位置づけられている。

大型のTuftonは、バッテリー駆動時でもクリアで力強い音を奏でる。重量を考えると正直あちこち持ち運びたくなるスピーカーではないが、筐体はIPX4の耐水性を備えているので、ほとんどの天候に対応できる。なお、バッテリー駆動時間は最大6時間とのこと。

Stockwell IIはずっと小さいモデルだ。iPad miniとほぼ同じサイズのこのスピーカーは、電話帳ほどの厚さとなっている。バッテリー駆動時間は最大4時間で、本体は頑丈かつIPX2の耐水性能を実現。パーソナルスピーカーとしては最適だが、Tuftonほど豊かなサウンドではない。

残念ながら、これらのスピーカーはGoogle アシスタントやAmazonのAlexaに対応していない。再生には3.5mmジャックで接続するか、Bluetoothを利用する必要がある。

私はMarshallのスピーカーのファンで、個人的な感想としては、そのサウンドとクラシカルなデザインは素晴らしいバランスを実現している。この2つのスピーカーも、Marshallの名にふさわしい製品だ。ただし、携帯性を実現することは高くついたようで、Stockwell IIは249ドル(約2万7000円)、Tuftonは399ドル(約4万4000円)で販売されることになる。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter