リコール騒動後、Pelotonが安全性を強化したトレッドミル「Tread」を来週(再)発売へ

コネクテッドフィットネスが大ブレイクしたこの1年、Peloton(ペロトン)は、同社のトレッドミル2機種「Tread+」と「Tread」が米国消費者製品安全委員会(CPSC)の監視下に置かれたことで大きくつまずいた。最終的に両者は協力して12万5000台のTread+を自主回収し、カナダを中心に限定的に先行発売されていた廉価モデルのTreadsについては、オンサイト修理サービスを提供することで合意した。

同社は米国時間8月24日、Treadの本格的な発売(または再発売)を発表し、8月30日に米国、カナダ、英国で2495米ドル(約27万3700円、 3295カナダドル / 2295英ポンド)で販売開始する予定だ。また、ドイツでは今秋、2495ユーロ(約32万1800円)で発売される予定とのこと。リコール後に発表されたTreadのプレスリリースには「安全」という言葉が8回以上も記述されており、今回の大きなテーマであることがわかる。

新型Treadは、新しいワークアウトをアンロックするために4桁の安全コードと物理的な安全キーを必要とし、それを引き抜くことですばやくワークアウト停止することができる。また、ユーザーはキーを取り外して持ち歩くことにより不正使用を防げる。Treadは、68×33×62インチ(173x84x157cm)とコンパクトで、50度傾く28.8インチのタッチスクリーンを搭載している。

画像クレジット:Peloton

​​Pelotonは「6歳の子どもが最近、トレッドミルの後部下に引き込まれて死亡した」という報告を受け当初は反論していたが、その後Tread+のリコールに同意した。さらにPelotonは、成人ユーザー、子ども、ペット、その他のものががトレッドミル後部下に引き込まれたという72件の報告を受けており、そのうち29件は、子どもが第2度から第3度の擦り傷、骨折、裂傷などの怪我をしたという報告だった。

一方のTreadでは、タッチスクリーンが外れて落下し、走行中にユーザーが怪我をする可能性があるという問題が発生した。Treadの初期バージョンを購入したユーザーは、タッチスクリーンの無料修理を受けることができる。初期の問題を回避するために、新しく販売されるユニットには変更が加えられる。

Tread+を所有しているユーザーは、2022年11月6日まで全額返金の対象になる。

画像クレジット:Peloton

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(文:Brian Heater、翻訳:Aya Nakazato)

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TechCrunch Japan

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