第1世代のiPad miniは、小型タブレットとしてほほ完璧だったが、一つの大きな弱点はApple自慢の高解像度レティナディスプレイがないことだった。iPad 3やiPhone 4を見た後で、標準的スクリーンに戻ることは難しい。だから、新型miniにレティナスクリーンが付いたのは実にすばらしいことだ。
驚異の2048 x 1536スクリーンをこの目で見るのは最高で、前世代からのユーザーにとっては劇的な変化になるだろう。この新iPad miniは、旧機種よりもごくわずかに厚くて重い。これはレティナディスプレーで同じパッテリー寿命にするためで、仕様上厚さ0.01インチ、0.05ポンド増えているが、実際に手で持った感触の違いは極小だ。
もう一つiPad miniで新しいのは、スペースグレイのカラーで、前機種のブラックよりも明るい。iPhoneと同じく、これは魅力的なカラーの選択で傷にも強そうだ。シルバー版と並べてみると、かなりよく似ているがフロントベゼルはブラック一色だ。
新しいケース群もほぼこれまで通りだが、新しいカラーが追加された。私は常にスマートカバーのファンで、今回もそれは変わらない。しかし、他の何をおいても、最大の魅力はレティナディスプレーだ。
Appleは、A7チップでiPad miniのプロセッサー能力を引き上げ、128GBストレージを加え、世界でのLTEカバー範囲も大きく改善したが、第1世代iPad miniより70ドル余計に払う価値を与えるのはやはりレティナだ。そして、姉貴分と変わらずパワフルなiPadがこの小さな片手で持てるパッケージで手に入ることを考えれば、わずかな値上げも止むを得ない、というのが私の第一印象だ。
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(翻訳:Nob Takahashi)