近日発売のAtariのレトロゲーム機、Atariboxは、往年のAtariゲーム一式を携えて本当に出荷されそうだ。当初発表されたときは多くの人々が疑いの目で見ていた。Atariboxは、Linux OSも搭載し他のプラットフォームのゲームをプレイする能力も備えており、Atariコンテンツ専用になることなくLinux OSの「オープン」な特性を維持している。
今日(米国時間9/26)AtariはAtariboxの詳細を一部公表し、9万のファンが詳細情報を求めて登録していたことも明らかにした。Atariboxのデザインは以前にも公開されていたが、このたびカスタマイズ版AMDプロセッサーとRadeon Graphicsのチップが使用されていることが分かった。Atariは、Atariboxが家庭のテレビで「完全なPC体験」を提供すると言っているが、これには(低価格ゲーム機の)Steam boxやSteam Linkによく似た響きを感じる。
他にもストリーミング、アプリ、ソーシャル、ウェブ閲覧、音楽などの機能があり、Apple TVやNvidiaのShield TV等のセットトップストリーミング機とも競合する。価格もまさにそのあたりを突いている。Atariによると、価格はスペックと構成によって249ドルから299ドルまで。2018年春にスタート予定のIndiegogoで予約を受け付ける。
Atariboxには、カスタマイズ可能なインターフェースやOSもあるので、テクノロジーに強いユーザー向けの差別化になる。しかし、最終的に興味を引けるかどうかはブランドの信頼性に強く依存することになる。信頼に足るハードウェアをだせるかどうかに注目したい。
ちなみに、木目調バージョンには本物の木が使われている! ミッドセンチュリーモダンのファンは、これでリビングルームに置けるストリーミングボックスが見つかった。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )