レノボが天板にE Inkディスプレイを搭載するPCをアップデート、専用のワイヤレス充電マットも発表

Lenovo(レノボ)は2021年もCESでおなじみのカテゴリーに独自のテイクを展開し続けている。先にモニターが縦横に回転するオールインワンデスクトップARグラスを発表したが、同社は米国1月12日(CESの正式な初日)、2020年のデュアルディスプレイThinkBook Plusの興味深いアップデート版を披露した。

オリジナル版と同様、ThinkBook Plus Gen 2iは天板にE Inkディスプレイを備えている。Lenovoはさまざまな形態のテクノロジーを実験してきた。今回は以前のバージョンよりも理に適っている。重要なところでは、ひと目でわかる通知センターがある。お好きな方は電子書籍リーダーとしても使える。

Lenovoが行う多くのことと同じく正直なところ役に立つかはわからないが、ともかく興味深いものではある。しかしこれまでどおり、何か新しいことに挑戦しているという点ではポイントを稼いでいる。今回は画面が大幅に広くなり、プライマリースクリーンとほぼ同じサイズになった。12インチで2560×1600の解像度を持つ(メインスクリーンとも合う)。リフレッシュレートも向上し、天板を開かずに一部のアプリを実行できるようになった。

このノートパソコンには、タッチスクリーンで使用するビルトインスタイラスもある。また、EnergysquareのPower by Contactを使用してバッテリーに電力を供給する新しいThinkBook充電マットの登場も興味深い。バッテリー自体の充電には15時間、E Inkスクリーンを使用している場合は24時間かかる。パッドだけで充電するのはかなり時間がかかると思われる。

注目すべきことにDell(デル)がCES 2017のこのカテゴリーで独自のテイクを披露した。もちろんこのテクノロジーは、その後数年間、あまり注目を集めてこなかった。

ThinkBook Plus Gen 2iはこの四半期に登場し、価格は1549ドル(約16万1000円)から。アクセサリーの充電マットの価格についての情報はない。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:LenovoE InkCES 2021

画像クレジット:Lenovo

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(翻訳:Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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