ロボット安全ソフトやサイバーセキュリティ対策に力を入れるFortが14.2億円を調達

米国時間3月18日、Fort Robotics(フォート・ロボティクス)は1300万ドル(約14億2000万円)の資金調達を発表した。リードしたのはPrime Movers Labで、他にPrologis Ventures、Quiet Capital、Lomnos Labs、Creative Ventures、Ahoy Capital、Compound、FundersClub、およびMark Cuban(マーク・キューバン)氏が出資した。

ペンシルベニア州フィラデルフィア拠点の同社は2018年、以前Humanistic Roboticsを率いていたSamuel Reeves(サミュエル・リーブス)氏が設立した。同じペンシルベニア州のHumanistic Roboticsは、地雷およびIED(即席爆発装置)除去のリモート制御ロボティクスシステムに焦点を当てていた。

新しい会社は、協働ロボットやその他の自律システムの安全ソフトウェアに力を入れている。他に同社が取り組んでいるのは、こうした作業現場ロボティクスのサイバーセキュリティ脆弱性だ。広範囲なシステム障害や潜在的人的エラーも対象にしている。

現在、同社には倉庫内梱包から製造、配送、輸送までさまざまなカテゴリーにわたる100社以上の顧客がいる。

「世界はモバイルオートメーションにおける新たな産業革命を間近に控えています」とリーブス氏はリリース文で語る。「今回の追加投資とさまざまな支援を受けることで、私たちは急速に会社を拡大し、トレンドと機会の交わりを活かして、ロボティックシステムがあらゆる業界で安全に使われるよう尽力します」。

過去1年間で、ロボティクスを巡ってちょっとした投資ブームが起こった。パンデミック下でオートメーションへの関心が高まったためだ。ロボティクスの中でもかなり広い範囲の分野をターゲットとするソリューションを提供するFortは、良い位置につけている。

カテゴリー:ロボティクス
タグ:Fort Robotics資金調達

画像クレジット:Getty Images

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(文:Brian Heater、翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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