ついに、それが起きた。イギリスのマンチェスター大都市圏警察は、捜索した犯罪容疑者の家で、3Dプリンタと3Dプリントされた銃の部品を見つけた。警察は、誇らしげに発表した:
残念ながら、彼らはまったく間違っている。
問題の品物、引金と弾倉のように見える小片(右図)は、Replicator 2のドライブブロックとフィラメントスプールホルダーを下手くそにプリントしたものだ。そんな部品が必要なのは、自分で3Dプリンタを3Dプリントしようとするときに限る。犯人はプラスチックとして植物由来のPLAを使っているが、それはヘビーデューティーな用途には無理だ。銃の発射なんか、できっこない。
プリンタ(上図)はMakerbot 2らしいが、それはPLAをプリントできる唯一の機種だ。すでにネット上には、犯人やイギリスの警察をあざける声が飛び交っている:
Oi @gmpolice your 3D printed gun trigger? It isn’t – thingiverse.com/thing:53125 – its a part for the printer.—
Dj Walker-Morgan (@Codepope) October 25, 2013
The greatest fear of @gmpolice! RT @tomscott: Someone should make a gun that fires 3D printers.—
Rick (@foxsoup) October 25, 2013
oops, the @gmpolice web site is down because they can't tell a printer from a gun : goo.gl/N6h7q0—
⊥ᵒᵚ Cᵸᵎᶺᵋ⤷╨ᵒᵘ (@thefalken) October 25, 2013
この種のFUD(fear, uncertainty, and doubt)は、あっという間に世界中に広まり、あちこちの政府が介入してくる。Defense DistributedのCody Wilsonは、ほとんど使い物にならない3Dプリント銃でメディアの大騒ぎを惹き起こしたが、おかげで3Dプリントは無知な世間から冷たい目で見られるようになった。
でもWilsonの銃は、素材が正しくてプリンタが十分に高精細なら、実際に弾を発射できて、銃を持ってる人間ではなく、銃の前方にいる人間を殺せるだろう。しかし、今回の、イギリスの警察が見つけた‘銃’は、単なるプラスチックごみだ。
出典: Buzzfeed
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))