乾電池IoTのMaBeeeがクラウド対応し、「みまもり電池」が新登場

乾電池型のIoTデバイス「MaBeee」(マビー)の開発・販売を手がけるノバルスは、4月24日に「MaBeeeみまもり電池」の販売を大手家電専門店のビックカメラで先行販売する。

MaBeeeは、乾電池で駆動する製品をスマホなどでコントロールできる単三形乾電池型のIoT製品。電流と電圧を制御できるので、オン/オフを切り替えるタイプの製品をコントロールでき、照明の場合は明るさを変えることも可能だ。しかし、従来モデルはスマホとBluetooth 4.1で通信する仕様で、クラウドとは接続できなかった。

今回、IoTBASEとの協業によりMaBeeeをクラウドにつなぐことに成功。ネットワークを介しての遠隔監視が可能になったことで、新バージョンとしてMaBeeeみまもり電池を発売することになった。

実家に住む両親などが使うテレビのリモコンなどにMaBeeeみまもり電池をセットしておき、自宅ではIoTBASEが提供するクラウド連動アプリ「スマート電池」を使うことで、MaBeeeみまもり電池が備える電流・電圧検出機能によって遠隔地から利用状況を可視化できるとのこと。実際にはMaBeeeにWi-Fi機能が搭載されるわけでなく、Bluetooth経由でMaBeeeと接続したスマホから、インターネット上のクラウドサーバーにデータを転送する仕組みなので、見守られる側の両親にもスマホを持たせる必要がある。

ノバルスはみまもり電池の発売に合わせて、MaBeee本体から得られる電池特有のデータをクラウド上で管理・運用するサービス「MaBeeeプラットフォーム」を事業者向けに提供することも発表。今後は特にモバイルアプリ事業者との協業を進め、 MaBeeeデバイスの運用、 データの分析、 データの連携のためのAPI、 MaBeeeプラットフォム上で開発するためのSDKなどを提供することで、 MaBeeeのエコシステムを構築する狙いだ。

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TechCrunch Japan

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