任天堂はバッテリー寿命を延長したSwitchを発売へ

任天堂は今月になって、まったく新しいSwitchモデルとなるSwitch Liteを発表したばかりだ。そしてさらに、これまでのSwitchのスペックの一部を強化した密かなアップデートを導入する。これは最初にThe Vergeが発見した。このアップデートは、携帯用ゲーム機としてのSwitchの能力を強化するような、ハードウェアの性能向上をもたらす。

今回の新しいモデルは、使用状況によっても異なるが、4.5〜9時間のバッテリー寿命を実現するとしている。これまでのオリジナルモデルでは、2.5〜6.5時間だったことを考えると、かなり大きな進化と言える。これはおそらく、このゲーム機が採用するプロセッサの変更と、より消費電力の少ないメモリの採用によるものだろう。いずれも、先週FCCに提出された申請書に詳細が記述されている。

任天堂の公式サイトの新旧Switchの比較ページには、バッテリー寿命が改善されたモデルの型番が、「HAC-001(-01)」として掲載されている。この括弧に入った「(-01)」の部分でオリジナルのモデルと区別されるわけだ。2つのバージョンは、シリアル番号でも区別できる。新しいハードウェアは「XKW」で始まるのに対して、これまでの電力効率が劣るバージョンは「XAW」で始まっている。新しいバージョンは、8月中旬には市場に出回るはずだ。それまでは、しばらく購入を控えて、新しいバッテリー寿命延長バージョンを確実に入手したい。

これら2種類のSwitchは、それ以外の点では、まったく同じではないにしても、似たもののように見える。したがって、旧バージョンからのアップグレード版として入手するには、ちょっと変化が足りないと感じられるだろう。とはいえ、もし今使っているSwitchのバッテリーがヘタっていて、外でプレイしたいと思っている時間よりも2時間くらい短い時間しか使えなくなっているなら、買い替えを考えてもいいかもしれない。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)