「会議を成果が生まれる時間に変える」クラウドツール「Savetime」を提供するマキナは11月20日、ミーティングの効率化などに関するテックをまとめた「ミーティング・テック カオスマップ 2019」を公開した。このカオスマップでは「Google Calendar」、「Otter.ai」から「調整アポ」まで国内外のプロダクトが幅広く紹介されている。
マキナいわく、Savetimeのような「会議プロセス全体を支援し、生産性を高めるサービス」は近年増えてきてはいるものの、このカテゴリーには支配的な製品や仕組みが存在せず、サービスによってアプローチの仕方は様々。Savetimeと似たような「会議プロセス改善」のためのプロダクトとしては、HugoやHumble Dot、SmartHR子会社のSmartMeetingが紹介されている。
5Gの普及によってさらに増加すると考えられるオンラインミーティングの領域には、定番の「Zoom」や「Skype」はもちろん、VRを用いたミーティングを実現する「NEUTRANS BIZ」も含まれている。
音声認識の領域ではお馴染みのOtter.aiや、ミーティングの録音からタスクの作成までを自動化する「Voicea」、議事録を自動作成した上で要約まで作成する「Reason8」などが紹介されている。だがこれらが対応しているのは英語。マキナいわく、日本語では「複数人が同時に発声するようなミーティングを一つのマイクで録音した場合、AIが複数の話者を特定し、実用的な精度で文字起こしすることは難しいのが現状」だが、「議会や記者会見など話者が限定される、または特定しやすい利用シーンであれば、『Smart書記』などの議事録作成サービスも実用的」。
このカオスマップは、会議領域におけるカテゴリー別の近年の動向、ツールの利用によってどのような業務改善や生産性向上に繋がるか、などを紹介するために公開された。