米国ではApple(アップル)がウェアラブルの話題を独占しているかもしれないが、世界の反対側では状況がかなり異なるようだ。アジアではXiaomi(シャオミ)が存在感を示している。Canalysが発表した最新の報告によると、同社がウェアラブル分野において世界の成長を牽引したという。
ウェアラブルバンドの出荷台数は第3四半期で前年同期比65%増となり、シャオミは引き続きトップの座を守り、前年同期比74%増という好調な数字を記録した。これにより同社は世界のウェアラブルバンド市場全体の27%を占め、2015年以来最高の数字となった。
低価格路線がシャオミの成功の鍵となっており、中国での出荷台数は60%増加している。同社の戦略は、特にアジアの消費者に向けて低価格な製品を提供しようとしているSamsung(サムスン)やまもなくGoogle:グーグルの統計に含まれる予定のFitbit(フィットビット)などの競合他社にも波及してきた。
Huawei(ファーウェイ)は中国での販売が好調なおかげで、同四半期には前年同期比243%と大きく数字を伸ばした。これらの数字は、同社がFitbitを上回る世界3位を維持するのに役立った。
アップルでさえ、Apple Watchの旧モデルを200ドル(約2万2000円)の低価格ラインアップとして販売している。一方、同社の主力は引き続きプレミアム向け製品で、Series 5は当四半期におけるアップルの世界出荷台数を60%引き上げた。
[原文へ]
(翻訳:塚本直樹 Twitter)