Notchを作ったEszter OzsvaldとStepan Boltalinは、このプロジェクトに2013年から取り組み、今年やっとDisrupt Berlinのステージでその完成した姿を披露できることになった。すでにSOSVenturesやHax Acceleratorが投資しているNotchは、ユーザーが自分の体の動きを走査し、動きを軌跡として記録できる。ゴルフのスイングや体操、作業など、どんな動きでも分析できる。
同社は今、パートナーたちと一緒に、ゴルフの教習やプロのゴルファーのプレイなどを3Dで記録しようとしている。また、4DMotionSportsというパートナーは、陸上選手の3D記録を作って、その再生利用をするつもりだ。
Ozsvaldは曰く、“Notchは初めて、本格的なモーションキャプチャーをスマートフォンに持ち込んだ。また、モーションキャプチャーを利用するアプリを誰でも作れるようにAndroidとiOS用のSDKを提供しているのも、うちが初めてだ。スポーツや作業分析ばかりでなく、消費者向けのおもしろい動き分析アプリが作れると思う。Notchが類似製品と違うのは、使用するセンサーの数にスケーラビリティがあること(最大12まで)、そしてコストがそれらの1/10ぐらいと安いことだ”。
センサーを6つ搭載したNotchは387ドルで、すでにこれまでに1万台を売った。
同社はKickstarterでも資金集めに成功し、そして今では本格的な商用製品とアプリをリリースしている。