元OnePlusのカール・ペイ氏がコミュニティに新会社Nothingへの投資機会を提供

OnePlusの共同創業者であるCarl Pei(カール・ペイ)氏は、コミュニティの重要性をよく認識している。同氏はOnePlusでファンから製品や機能のアイデアを募り、そのフィードバックを聞くために頻繁に集会を開いていた。そして彼の新しいベンチャー企業であるNothingでは、ペイ氏はさらに一歩前進している。

ロンドンに本拠を置くNothingは米国時間2月16日火曜日、2021年3月初めに予定されているコミュニティエクイティラウンドを通じて、同社に150万ドル(約1億6000万円)を投資できるようにすると発表した。さらにコミュニティメンバーの1人が同社の取締役会に選ばれ、同社を常に 「チェック」 し、 「ユーザーが何を求めているか」 を思い出させるとしている。

先日、Alphabet(アルファベット)のGVから1500万ドル(約15億9000万円)のシリーズAラウンドを調達したスタートアップは、同ラウンドで示唆されたのと同じ評価額でコミュニティから資金を調達するという。このスタートアップはCredのKunal Shah(クナル・シャー)氏、Future ShapeのプリンシパルでiPodの発明者であるTony Fadell(トニー・ファデル)氏、有名YouTuberのCasey Neistat(ケイシー・ナイスタット)氏、Twitchの共同創設者であるKevin Lin(ケヴィン・リン)氏、Redditの最高経営責任者であるSteve Huffman(スティーブ・ハフマン)氏、TruecallerのKim Fai Kok(キム・ファイ・コク)氏などの著名な経営者から、さらに700万ドル(約7億4000万円)を調達している。

NothingのCEOを務めるペイ氏は、「私たちはコミュニティが最初から私たちの旅に参加し、そこで積極的な役割を果たすことを望んでいます」と述べた。資金調達オプションへの事前登録はグリニッジ標準時2月16日午前10時に開始され、キャンペーンは同3月2日午前10時に開始される。

ペイ氏はまだ、彼の新しいベンチャーが取り組む予定のすべてのプロダクトを共有していない。現時点では、Nothingはワイヤレスイヤフォンとスマートホーム機器を開発する計画だと同氏は述べているだけだ。

TechCrunchはなぜOnePlusでこれらができなかったのかをペイ氏に尋ねたところ、「何か新しくて違うものを作りたいときは、白紙の状態から始めて環境を変えるのが一番です」と返答している。

9to5Googleは今週、NothingがAndroidの父であるAndy Rubin(アンディ・ルービン)氏のEssential(現在は事業終了済み)からいくつかの商標を取得したと報じている

カテゴリー:ハードウェア
タグ:Nothingカール・ペイ

画像クレジット:Nothing

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(文:Manish Singh、翻訳:塚本直樹 / Twitter

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TechCrunch Japan

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