FacebookやTwitter等のソーシャルネットワークのおかげで泥棒が捕まった話は珍しくない。しかし、Tinderで?
「それって出会系アプリだろ?」とあなたは言うだろう。その通り 。しかし、連続窃盗犯による盗難にあったある野心的被害者は、人気モバイルアプリを使って、彼の会社から3万ドル相当のコンピュータやガジェットを盗んだと疑われる人物の特定に成功した。
NBCの報道によると、サンフランシスコのスタートアップ、Buildzoomの共同ファウンダー、David Petersenは、ある女が会社のオフィスに侵入するところが写った防犯カメラ画像をSNSやBuildzoomの企業ブログに載せても手がかりが得られなかったことから、Tinderに目を向けた。
Pertersenは、7月に警察に被害届けを出していたが、先週になってTinderアカウントを作り、窃盗犯とおぼしき人物の写真を次の説明文と共にアップロードした。「私はサンフランシスコのオフィスに盗みに入りました。私が誰かわかった人には5000ドルの報奨金を出します」。
するとどうだろう、2日後にはBuildzoomに彼女の名前と写真の入ったメールが送られてきた、と彼はNBCに話した。
その後Pertersenはこの情報を警察に知らせたが。新情報を使った捜査によっても犯人はまだ捕まっていない。
それでも、Tinderの利用は実に興味深く、FacebookやTwitterのようにオープンなソーシャルネットワークだけが答ではないとい事実を浮き彫りにするものだ。あまりにも多くの情報が流れている時には特にそうだ。
TinderはNBCに対して、これは同サービスの「非常にクリエイティブな使い方」であると評し、「Tinderが、様々な理由でつながっている人々の役に立っている話を聞いて喜んでいる」と語った。
Tinderは、来年同サービス初の有料機能を提供する予定で、そこにはアンドゥー・ボタンが入る可能性が高い。仮に今回のケースが成功しても、犯罪対策オプションが加わることは当分ないだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)