友人とのつながり・会話を楽しみつつグループ購入できる「シェア買い」の「カウシェ」が約1.8億円調達

友人とのつながり・会話を楽しみつつグループ購入できる「シェア買い」の「カウシェ」が約1.8億円調達

友人や家族などとコミュニケーションを楽しみながらグループ購入を行える「シェア買い」アプリ「カウシェ」(KAUCHE。Android版iOS版)開発・運営のX Asiaは11月30日、約1.8億円の資金調達を発表した。取引先はANRI、グローバル・ブレイン、千葉道場ファンド。調達した資金は、カウシェの機能開発、人材採用などの強化に用いる。

また、11月30日のAndroid版リリースを記念し、「Androidアプリ リリース記念キャンペーン」も開始した。先着300名限定の特別クーポン(1人1回利用可能)のプレゼントを行っている。期間は12月6日23時59分まで。

友人とのつながり・会話を楽しみつつグループ購入できる「シェア買い」の「カウシェ」が約1.8億円調達

カウシェは、ショッピングの醍醐味ともいえるコミュニケーションをオンラインで実現するアプリ。買い物可能な商品は食品や酒類を含む飲料など。

X Asia 代表取締役CEO 門奈剣平氏によると、従来ECサービスのように(ひとりだけで)目的の商品を購入できればよいという形態ではなく、ショッピングセンターやデパ地下などで魅力的な商品を偶然見つけて、「この商品、よくない?」「一緒に買おうよ!」といったやり取りやつながりを楽しみつつ、購入できるショッピング(醍醐味)アプリを目指しているという。買い物ならではの楽しさの実現のため、あえて検索機能を用意していないそうだ。

カウシェでは、購入したい商品を選び、割引価格での購入を決定後に、「シェア買いURL」情報をLINE・Twitter・InstagramなどのSNS上でシェアすることになる。この時、24時間以内に(自分以外の購入者として)友人・家族など1人以上が商品の購入を決めると「シェア買い」が成立し、価格の最大70%引きの値段で商品を入手できる(商品により割引率は異なる)。24時間以内に「シェア買いが成立しなかった場合」は、全額返金となる。なお、シェア買いは匿名参加も可能で、個人情報を他の希望購入者に明かすことなく買い物を行うこともできる。

シェア買いが成立した製品については、個別決済・個別配送が行われるため、集金や割り勘などの手間がない。9月25日よりApple Payに対応し、iOS版の場合よりスムーズに買い物を楽しめる。

友人とのつながり・会話を楽しみつつグループ購入できる「シェア買い」の「カウシェ」が約1.8億円調達

2020年4月創業のX Asiaは、カウシェ(iOS版)を2020年9月より提供開始。リリース初日に1000リットル以上の水が「シェア買い」されたという。iOS版リリースから現在までに、購買者数が約4倍に増えたほか、カウシェ掲載商品数は1500点以上に到達。より多くの方に「シェア買い」購入体験を届けたいとしている。

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:X Asiaカウシェ資金調達(用語)食品(用語)ネットショッピング / eコマース(用語)日本(国・地域)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。