Sansanは12月17日、個人向け名刺アプリ「Eight」のメジャーアップデートを実施したと発表。本日より最新版のEightがAppStoreにてダウンロードが可能で、Android版は順次公開予定とのこと。「Version 9」となる今回のアップデートでは名刺管理をよりシンプルかつ効果的にするためUIを大幅に変更した。
新しいEightは「ホーム」「連絡先」「会社」「自分」の4つのタブから構成されている。旧バージョンは「フィード」「メッセージ」「ネットワーク」「プロフィール」だった。
それでは各タブを説明していこう。
今回新たに追加されたのは会社のタブ。名刺を交換した相手の会社のリストが見られるほか、その会社のどの社員やOB・OGと繋がっているのかを一覧で表示できる。また会社概要や「企業ページ」の投稿を見ることでその会社についてより深く知ることが可能だ。
ホームでは名刺交換した相手の人数や企業数が一目でわかる。名刺交換相手のビジネス情報をフィードで見ることも可能なので、交換後もつながりをデジタル上で継続させることができる。
連絡先では電話帳のように登録した名刺の一覧を見られる。検索だけでなく、交換月や名前順で連絡先を並び変えることも。Eightに登録することで着信時にも名刺情報を表示させられる。
自分と題されたタブでは過去の名刺を含む自分の職務履歴を登録することが可能。
スキャン機能の面では4枚同時に撮影することができるのは従来通りだが、撮影後すぐに「ラベル」を追加できるようになったため、後に見返した時にどの名刺だったかが把握しやすくなった。
またプレミアムユーザー向け機能として名刺の両面の情報をデータ化できるようになっており、さらには追加された「お礼メール機能」を使い簡単にお礼の連絡をすることが可能だ。
Sansanの試算では年間に約22億枚の名刺が国内で流通。これは「11億回のビジネスの出会いが生まれていることを意味していると考えている」と同社は説明している。2018年12月現在、Eightは200万人を超えるユーザーに利用されている。