国内eスポーツ市場の拡大を目指す東京eスポーツゲートが3億円調達、拠点施設開発やデジタルプラットフォームの基盤整備

東京タワーを拠点に国内eスポーツ市場の拡大・牽引を目指す東京eスポーツゲートは10月27日、第三者割当増資による約3億円(現時点。資本準備金を含む)の資金調達を実施したと発表した。引受先は、日本たばこ産業、Robot Home、プロパティエージェント、メディアクリエイトコミュニケーションズ、Gushcloud International Venturesと他数社。

今回調達した資金は、東京タワー直下の東京タワーフットタウンビルに2022年4月開業予定の「RED°TOKYO TOWER」(レッド トーキョータワー)施設開発、デジタルプラットフォーム構築の基盤整備の開発費用にあてる。

また今後、リアルプラットフォーム、デジタルプラットフォーム、イベント・コンテンツ各事業の垂直立上げに向けた資金調達を予定しているという。リアルプラットフォーム事業では、RED°TOKYO TOWERの施設開発における総事業費に関して、別途SPCを設立し、金融機関や匿名組合出資者を募り引き続き資金調達を行なう。他事業についても、RED°TOKYO TOWER開業に合わせた事業立ち上げの資金調達を実施する予定。

東京eスポーツゲートは、「NEXT JAPANの、発信源へ。」をスローガンに2020年12月に設立された。RED°TOKYO TOWERを拠点とし、最新ゲームの体験エリアやeスポーツ大会、音楽ライブ、ファッションショーなど様々なライブエンターテインメントを実施するほか、配信スタジオ、ショップなどを運営するリアルプラットフォーム事業を行なうという。

また配信やコラボ商品、オンラインガチャ、ブロックチェーンを活用したトークンエコノミー、ゲームなどのデジタルコンテンツを提供するデジタルプラットフォームによるメディア事業を予定している。さらに、施設内にとどまらず、XRなどを組み合わせた配信やリアル×デジタルを組み合わせたイベントを開催するイベント・コンテンツ事業も展開する。

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TechCrunch Japan

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