米国中の地方自治体が、ジムのようなそれほど重要ではない公的施設の営業中止を検討しているのに伴い、これまでになく多くの人がPelotonの高価なギアの購入を検討している。
株式市場はこのところ明らかにかなりの下落に直面しているが、上場したばかりのPelotonは他のテック株よりもいい位置につけている。3月16日、このエクササイズブランドの株価は13%上昇した。参考までにいうと、Nasdaqは同日12%超下落した。
公共施設の一時閉鎖に伴い、社会的責任としてより多くの人が家で過ごすようになっていて、当然のことながら、在宅でのエクササイズを専門とするPelotonは今後数カ月間の成長が見込まれる。もちろん、マーケット全体が(願わくば)回復するなかでも、いかに成長を維持していくかが、今後の同社における課題となる。
より多くの客を引きつける試みとしてPelotonは16日に、米国、英国、カナダでのアプリの無料お試し期間を30日から90日に拡大すると発表した。同社のライブクラスの多くは、高価なハードウェアで体験するのがベストだが、ヨガやカーディオトレーニング、瞑想などのオンデマンドクラスも提供している。また自転車の30日トライアルを継続しているのも特筆に値するだろう。
Pelotonは新型コロナの負の影響にも直面してきた。ショールームを月末まで閉鎖し、ライブスタジオの一般公開も中止している。ニューヨークにあるショールームからのライブクラスは、今週前半は中止され、3月19日の木曜日から再開される予定だ。
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(翻訳:Mizoguchi)