モバイルのデータを集めるmParticleが、シード資金の追加として150万ドルを調達した。
前回450万ドルを獲得した同社は、モバイルデベロッパのためのデータ統合プラットホームになることを目指している。デベロッパはmParticleを利用すると、いろんなサービスやアプリのSDKをたくさんインストールして自分でデータを集めなくてもよい。
mParticleがデータを集めてデベロッパのアプリやサービスに渡してくれるから、新しいサービス(データ源)が出ても自分のアプリのパフォーマンスの劣化を心配せずにすむし、アプリをアップデートしてApp Storeの承認を待つという手間もない。
同社のCEOで協同ファウンダのMichael Katzによると、デベロッパたちの用例でいちばん多いのはクラッシュレポートやアクセス分析、プッシュ通知、メール、著作権等の帰属データ(アトリビューション)などのデータ集積だ。彼によると、もしもmParticleなかりせば、“アプリはさまざまなサードパーティのライブラリで肥満児になる”。
さまざまなデータ統合の例をmParticleのホームページで見ることができる。それらは、AppNexus、Facebook、Google Analytics、Mixpanel、Urban Airship、などなどのデータだ。同社はデベロッパの要望に応じて、データを集める対応サービスを増やしている。それに要する工程は、ほんの数日だ。ただし、サービスによっては、デベロッパがそれの有料ユーザでなければデータ取得のための対話ができないこともある(例: Mixpanel)。
Katzは曰く、“今ではブラウザばかりでなく、モバイルアプリ、ウェアラブルのアプリ、車載アプリ、スマートテレビなど、多様な環境に対応するデータソリューションが必要だ”。
彼によると、追加調達を行ったのは、mPracticeのこのところの成長が予想外に大きいためだ…その成長を維持拡大するための資金が必要だった。来年は、シリーズAを予定している。今回のラウンドには既存と新規の両方の投資家が参加した。それらはBowery Capital、Harbinger Capital、そしてBattery Venturesだ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))