夢ではない本当だ:ティム・ドレイパー、シリコンバレーを州にする構想の詳細を語る

シリコンバレーは普通でないアイデアとは馴じみ深い場所だが、今日(米国時間12/23)あらためて世界にそれを証明した。著名な投資家、Time Draperが、カリフォルニアを6つの州に分割する法案を提案している。Draperの「6つのカリフォルニア」構想については、本誌が先週木曜日に初めて報じて以来、当然ながら多くの疑問が投げかけられている。そこでこの賛否両論の計画を立てた人物が、今日の午後記者会見を行った。

「現状維持はもはや機能しない」とDraperは言った。「今のカリフォルニアにおける業界や様々な関心の広がりは、もはや維持不能だ。」

Draperの州民投票法案は、カリフォルニア州を6つの存在に分割する:シリコンバレー、西カリフォルニア、ジェファーソン、南カリフォルニア、中央カリフォルニア、および北カリフォルニア。

Draperがカリフォルニアの統治を分散化したいと熱望していること以外、何がどう起きることになるのか今日まで誰も知らなかった。ここに、みなさんがどうしても聞きたかっ質問の答を載せた。

カリフォルニアはどう再編されるのか?

6つの領域の概要を微調整することに関して、個々の郡には「多大な柔軟性が与えられる」、とDraperは記者会見で言った。彼は、水利権、新しい州旗、その他公務に関するアイデアの多くを、市民がクラウドソースすることを期待している。

議会はどうなるのか?

各州は上院議員を2名ずつ得るべきなので、連邦議議員は10名増えることになる(差引で州が5つ増える)。このため当局は上院議場の椅子を買い足す必要があると同時に、上院が200年以上維持してきた、強固な二党間の均衡も完全に崩れるだろう。

「彼らは変化に神経をとがらせるだろう」と言うDraperは、最終的に政府は、地域のより良い統治を受け入れるだろうと考えている。

誰が費用を払うのか?

Draperは、その独自の思いつきを自己資金で賄おうとしている。これには何百何千万ドルという資金が必要であり、現時点で大物パートナーによる支援はない。しかしDraperは、多くの草の根的関心が集まっているのを見ていると言う。

まだまだ手続き上多くの解決すべき問題がある。法案が通過したら何が起きるのだろうかか? 誰が新しい州知事を決め、下院選挙区を区切り直し、天然資源を割り振る責任者になるのか? Draperはこれらの質問に詳しく答えることはできなかったが、今後数ヵ月のうちには回答されるはずだ。

ともあれ、そう、これは本当に起きている。あなたは夢を見ているのではない。6つのカリフォルニアだ。Draperは、100万人の署名が集まった時点で次の記者会見を行うつもりだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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