女性プログラマたちに聞く: プログラミングのどこがそんなにすてき?

毎年行われる、コンピュータを職業とする女性たちのためのGrace Hopper顕彰イベントは、“カンファレンス”(conference, 会議)ではなく“セレブレーション”(celebration, 祝典)と題されている。先週TechCrunch TVがミネアポリスでHopper 2013日本語記事〕を取材したときには、こんなにたくさんのソフトウェアエンジニアが一堂に会しているのだから、一体何を“祝って(celebrate)”しているのか、聞いてみようと思った。コードを書いて何かを作ることの、どこが・何がめでたいのか?

画一的な答はなく、どの答もユニークだった。そしてどれも感動的だった。そのいくつかを、上のビデオにまとめてみた。私がとくにおもしろかったのは、Harvey Mudd Collegeの学長Maria Klawe博士だ(3:30から)。一部を以下に引用しよう:

“私は抽象的な問題が好きだし、それに人びとの生き方が変わるかもしれないような問題に取り組むのが好き。コンピュータ科学とコンピュータ技術は、今あるすべての学問や技術の中でいちばん学際的だと思う。それは人間のまわりにある宇宙の論理構造を分析する(parseする)方法であり、また、その宇宙の中に新しいものを作ることにも貢献する方法だ。

今の現状に関して私が嫌だなと思うのは、テクノロジが‘使う・利用する’ものと捉えられがちなこと。自分が‘作り出す’ものとしては、なかなか認識されないこと。だからいつも、うちの学生たちにはこう力説している: 世界を変えたいと思うなら、クリエイティブな人間になりたいなら、そして難問を解決したかったら、コンピュータ科学にまさる学問はほかにないでしょ?”

本誌にはいつも、ベンチャーキャピタルのこと、投資のこと、M&AやIPOのことがあふれているけど、あらゆるものごとの基盤が個人の情熱と日々の努力であることを、忘れてはいけない。ね。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))