水曜日(米国時間4/26)に宇宙から送られてきたAWS/NASAのライブストリーミングを見た人はもうご存知だろう。実に、実にすばらしかった。4Kクオリティの比較的深度の浅い映像は、地上220マイル(354 km)を周回する宇宙ステーションからのライブ中継というよりNetflixでChef’s Tableを見ているような気持にさせる。宇宙飛行士のDr. Peggy WhitsonとJack Fischerが地上にいるNABの番組出演者と話したのはわずか数分間だったが、びっくりするような実験を驚異の解像度で見せる時間はあった。
Dr. WhitsonとFischerはほかにも宇宙で4Kライブストリーミング技術を使える利点をいくつか説明した。国際宇宙ステーションで進行中の実験をライブ中継できることもそのひとつで、スローモーションカメラなどを使って地上の研究者仲間に非常に高い精度で実験結果をリアルタイムで送ることができる。さらにFischerは、宇宙ステーションの外の景色を中継できるのも大きな利点になる可能性があることを指摘した。
それに加えて、高解像度で撮影、放送できる能力は、火星を含め宇宙のさらに彼方へ到達する取り組みにとっても重要だ。高度な画像技術は、火星旅行に向けた意思決定プロセスの重要な要素になる。なぜなら、目的地を事前に観察し研究することは渡航計画の中で非常に重要な部分を占めるからだとDr. Whitsonは説明した。
今のところ、火星はまだはるかに遠いターゲットだ ― しかし、宇宙でのおどけたしぐさの4kストリームから作った高解像度GIF動画は、十分手の届くところにある。
[日本語版注:ライブ中継の録画は https://live.awsevents.com/nasa4k で後ほど公開される予定]
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)