グルメサービスには「ぐるなび」「食べログ」といった巨人が存在するが、一方でRettyが運営する実名型グルメサービス「Retty」がユーザーを拡大させている。これまでの口コミ投稿は90万件を超え、月間利用者数は2013年10月に100万人を突破。2014年2月には200万人となり、4月には300万人まで拡大しているという。この数字は、前年同月比で927%増となる。ユーザーは30〜40代の男女を中心が中心となる。
Retty代表取締役の武田和也氏によると、すでにスマートフォン(ウェブ、アプリの合計)へのアクセスが9割を占めており、ウェブに関しては検索流入も増加している。「Googleが検索のアルゴリズムをアップデートしているが、SEOではなくコンテンツの内容を意識してきたRettyにとってはプラスになると考えている」(武田氏)。スマートフォンにおけるウェブとアプリのアクセス数の比率は非公開とのこと。
そんなRettyは5月26日、スマートフォンアプリの店舗検索機能をリニューアルを実施した。今回のリニューアルでは、店舗情報の下部にユーザーの口コミが表示され、より「人」にフォーカスした検索が可能になるという。たとえば「広告代理店の人がお勧めする会食のお店」「女性がススメルデートのお店」といった、口コミ投稿者の属性や嗜好をもとにした店舗検索ができる。
またRettyでは、一部店舗に限定して試験的に店舗情報の管理機能などを提供をし始めている。こちらは今夏にも正式に公開される予定だ。