家具と家電のサブスク「CLAS」が約21億円調達、提供エリア・取り扱いジャンル・商品点数を拡大しマーケットプレイスとして加速

家具と家電のサブスク「CLAS」が約21億円調達、提供エリア・取り扱いジャンル・商品点数を拡大しマーケットプレイスとして加速

家具と家電のサブスクリプションサービス「CLAS」(クラス)を運営するクラスは9月8日、第三者割当増資による総額約21億円の資金調達を実施したことを発表した。引受先は、グロービス・キャピタル・パートナーズ、モノフルのグループ会社などとなっている。これによりクラスの累計資金調達額は約28億円に達した。

CLASは、家具や家電を月額料金440円(税込)でレンタルするサブスクリプションサービス。初期コストが抑えた上で(個人は送料・保証金も基本0円)、個人でも法人でも、必要なものを必要なだけ利用でき、ウェブ上だけで発注・交換・返却が行える。製品を提供するメーカーは100社を超え、自社のプライベートブランド家具も100点ほど用意されている。

返却された製品は廃棄されることなく、専門のリペア職人が修繕を行い再度貸し出しされるため、利用者にとっても製品を提供する業者にとっても、無駄のないサステナブルなシステムになっている。しかも製品提供する業者は、品物を売って終わりではなく、継続的な収益につながるビジネスにもなる。

現在のサービス対象地域は、法人向けは一部離島などを除く日本全国、個人向けは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、京都府、兵庫県(大阪府・京都府・兵庫県は一部地域を除く)となっているが、今回調達した資金により、サービスの全国展開を目指し、各主要地域における商品発送・返却品回収の物流体制の構築を進めるという。

さらに、倉庫管理のDX化の推進、メーカーと事業収益を分配するレベニューシェア契約の積極的な締結、取り扱いジャンルと商品点数の拡大、個人向けと法人向けの商品を共通化するカートシステムの強化、サブスクリプション・マーケットの推進を実施する。また、これを実現するための人材を、2023年までに200人規模で採用するとのこと。

クラスでは、SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」の達成に向けた、循環型でサステナブルな「ものを捨てない社会づくり」の実現を目指すと話している。

投稿者:

TechCrunch Japan

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