小さなサイトがGoogle Newsから消えてしまったエラーをGoogleは目下修復中

お知らせ: 最近急にGoogle Newsに載らなくなった、と感じている小さなニュースサイトのみなさま、Googleが今、この問題を直し中です。

過去二日間、小さなWebサイトの多くが、Google Newsのページに載らなくなり、Googleからの説明もなかった。本誌に問い合わせてきたあるサイトのファウンダーは、問題が自分のサイトだけではないことを知った。

Googleが新しいSEO対策を事前の警告なしで展開しているのだ、という説もあった。これまでもGoogleは、検索アルゴリズムの微調整を、ユーザーに黙ってやってきたからだ。

しかも同社は、Facebookと共に、ニュースを操作しているとして話題になった。それはとくに、上位に表示されるニュースの質が高くない場合だ。Googleはこれまでずっと、この状況の改善に努めており、こんな対応を採ったこともある。

しかし今回の、サイトの削除という問題は、Google自身のエラーのようだった。それを本誌が指摘して以降、Googleはこの問題を調査し、目下修復に努めている。Google Newsのチームを率いるMaricia Scottが、こんな声明文をくれた:

“多くのサイトがGoogle Newsから外された件に関し、お詫び申し上げます。これは意図せざる技術的問題であり、私たちが手を下したことではありません。今、影響を受けたサイトを調査しており、できるかぎり早期に正常に復帰したいと願っております”。

被害に遭ったサイトが、Googleにわざわざそのことを連絡する必要はない、とGoogleは言っている。Google自身が今調べているから分かる、と。

Google NewsのValerie Streitが、同社のパブリッシャーフォーラムで述べている:

親愛なるパブリッシャーのみなさま,
最近Google NewsからWebサイトが外された、という問題に関する報告があることは、私共もすでに承知いたしております。私共はこのフォーラムやその他の場所で、そのようなポストを積極的にモニタいたしております。私共のチームは目下調査中であり、なるべく早い時期により詳細なアップデートをご提供いたします。

それと同時にまた、私共はみなさまの忍耐に感謝申し上げます。いただいたフィードバックについても、早急な調査に努めて参ります。

Webサイトにとって、Google Newsから外されることの影響は大きい。ニュースサイトは取り上げるソースの偏重と固定化を避けようと努力しているが、Google Newsのようなサイトは、リファラーとしての影響力も大きい、とモニタリングサイトParse.lyが言っている

2017に、Googleのリファラルは、AMPページの成長にも影響されて17%アップした。またそれは、友だちのポストよりもニュースのポストを優先する方針をやめた、Facebookの方針変更も影響している。

すでに問題は解決した、と本誌に報告をくれたサイトも、一部にはある。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。