小規模オンラインストアが大規模ストアと同様のデータ分析を利用できるTreslのSegments Analytics

Treslのフラッグシップ製品であるeコマースインテリジェンスプラットフォームのSegment Analyticsは、Shopifyでストアを運営している小規模ブランドが大手オンライン販売業者と同様の分析を利用できるようにするものだ。LinkedInの元データサイエンティストが創業したTreslは現在、CESの台湾テックアリーナに出展している

Segments AnalyticsはShopifyのストアのデータを分析し、ブラウズの傾向や利用金額、リピート購入の動向に基づいて訪問者を30以上のあらかじめ用意されたセグメントに自動で分類する。

これによりブランドは購入者のグループを特定し、Segments Analyticの提案を元にターゲットに応じたキャンペーンを展開できる。データ分析、マーケティング、ユーザー獲得にあまり費用をかける必要はない。たとえばすでに一度購入したものの間を空けずに広告やプロモーションを目にしない限りは再び購入することはない、というセグメントを特定できる。Segments Analyticsはメール、Facebook、Googleなど複数のチャネルにわたる広告に対して利用することができる。

Treslは、Segments Analyticsを利用するブランドは利用開始から1カ月以内にカート放棄(または未購入アイテムがある顧客に送信されたリマインダー)のクリック率が30%上がり、売上が前月比で40%増えたとしている。

Segments AnalyticsはShopifyアプリストアから利用でき、サブスクリプション料金は1カ月79ドル(約8200円)からだ。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:TreslネットショッピングCES 2021データ分析

画像クレジット:Visoot Uthairam / Getty Images

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(翻訳:Kaori Koyama)

投稿者:

TechCrunch Japan

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