Signal Advisorsはファイナンシャルアドバイザーに特化したフィナンシャルプラットフォームを構築しており、General CatalystのBrian Ru(ブライアン・ルー)氏とHemant Taneja(ヘマント・タネジャ)氏が率いるシリーズAにて1000万ドル(約11億円)を調達したと発表した。この資金調達は、2020年にDetroit Venture Partners、Ludlow Ventures、General Catalystなどから調達した600万ドル(約6億5000万円)のシードラウンドに追加されたものだ。
ミシガンに拠点を置くAnnox Capitalの新しい取役員兼マネージングパートナーであるRobert Mylod(ロバート・ミロッド)は声明で「これまでにも、ファイナンシャルアドバイザーの代わりになるような技術に多くの資本が投入されてきました。しかしはるかに大きな可能性となるのは、アドバイザーに力を与える技術を構築することです」と述べている。
SignalはPatrick Kelly(パトリック・ケリー)CEO氏のファイナンシャルアドバイザーとしての経歴を元に設立された。その中でケリー氏はファイナンシャルアドバイザー、特に独立して年金や生命保険を提供するアドバイザーのためのエンド・ツー・エンドプラットフォームの必要性を発見した。同社のソリューションにより、これらのアドバイザーは従来の代理店を通さずに、年金の販売を簡素化することができる。同社の製品はコミッションをリアルタイムで追跡し、キャリアの支払いに先立って支払いを進めることができるという。
Signal Advisorsの共同設立者兼CEOであるPat Kelly(パット・ケリー)氏は、プレスリリースで次のように述べている。「当社が年金商品の販売を開始したのは、現在のアドバイザーにはこの技術に関する優れた選択肢がないからです」「しかし、これは始まりに過ぎません。私たちは独立したファイナンシャルアドバイザーに統合されたプラットフォームを提供したいと考えています。顧客はクライアントのニーズにかかわらず、テクノロジーとサービスによるシームレスな体験を提供することができるのです」。
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(文:Jonathan Shieber、翻訳:塚本直樹 / Twitter)