Amazon Web Servicesが今日、Amazon EC2のどんなインスタンスでもGPUによる推論の加速ができるサービスAmazon Elastic Inferenceを発表した。これにより、ディープラーニングのコストが最大75%削減できるという。
AWSのCEO Andy Jassyは、今朝のAWS re:Inventのステージでこう述べた: “従来のP3インスタンス(GPU常備のインスタンス)では通常、GPUの利用率がせいぜい10%から30%ぐらいで、エラスティックな推論用としては無駄が多い。それだけの費用やGPUを、無駄に使うべきではない。Amazon Elastic Inferenceでは、もっと費用効率の良い方法で推論エンジンを動かせるから、きわめて画期的なサービスだ”。
Amazon Elastic Inferenceは、モデルの作成/学習ツールAmazon SageMakerのノートブックインスタンスとエンドポイント用にも利用でき、“内蔵アルゴリズムとディープラーニングの環境を加速できる”、と同社はブログ記事で言っている。機械学習のフレームワークは、TensorFlow, Apache MXNet, そしてONNXをサポートしている。
[顧客の皆様には、仕事の性質に合った正しいツールを使っていただきたい。このたび発表するAmazon Elastic Inferenceを使うと、エラスティックな(伸縮性のある)GPUサポートを加えて、どんなEC2インスタンスの上でもスケーラブルな推論ができ、大幅な経費節約が可能だ。]
三つのサイズが提供されている:
(混合精度, mixed-precision, FP16とFP32の併用使い分け)
- eia1.medium: 8 TeraFLOPsの混合精度パフォーマンス
- eia1.large: 16 TeraFLOPsの混合精度パフォーマンス
- eia1.xlarge: 32 TeraFLOPsの混合精度パフォーマンス
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