紙文書のデジタル(テキストデータ)化などによって、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援するストックマークは2月25日、ベンチャーキャピタルのWilから資金調達したことを明らかにした。
同社は2015年4月設立の東大発スタートアップ。東京大学大学院情報理工学研究科でのテキストマイニング・ディープラーニングの研究をベースしたAIを開発している。今回調達した資金は、研究開発費やサービスの認知向上のための広告宣伝費に当てられるとのこと。
日本語の文章を解析する独自のAI技術により、各企業に眠っている紙で記録されたデータをテキストデータ化・解析し、経営判断や営業施策に活用できるようにする。同社によると、企業が所有するデータのうち90%は企画書やメモ書きといった主に文章で構成された非構造化データで、これテキストデータ化することで、顧客ニーズのくみ取りや類似書類レコメンドに企画書作成の効率化、トレンドや動向といった各種データの可視化が可能になるという。