The Walt Disney CompanyのCEOであるBob Chapek(ボブ・チャペック)氏によると、Disney+の有料会員は8月3日現在で6050万人あまりに達した。
チャペック氏はその数字を、最新の決算報告で発表した。6月27日で終わるその四半期の報告には5750万という数字が載っているが、チャペック氏はそれをアップデートした。氏はその成長について「このサービスに関する最初の予想を大きく超えている」と語っている。
Disney+は2019年11月にローンチした(未訳記事)。そして4月の発表では、会員数が5000万を超えていた。数字にはインドのHotstarの会員や、TechCrunchの親会社であるVerizonの無料会員キャンペーンによる加入者も含まれている。
新型コロナウイルス(COVID-19)によるパンデミックが、一部のストリーミングサービスの成長を加速した。最も目立つのはNetflixの最新四半期における新会員が1000万を超えたことで、同社会員の全世界合計は1億93000人になった。ディズニーのその他のストリーミングサービスでは、ESPN+が前年比で100%以上成長し、6月26日現在で会員数850万、一方Huluは27%伸びて会員数3550万になった。このうち340万は、ビデオとライブのテレビの両方の会費を払っている。
そしてDisney+の場合は、7月4日の週末に封切られた「Hamilton(ハミルトン)」による増加も寄与している。
ディズニーによると、同社のこのD2Cで国際的な事業部は四半期売上が前年同期比で2%伸びて40億ドル(約4223億円)、一方営業損失は5億6200万ドル(約593億円)増えて7億600万ドル(約745億円)になっている。
しかしディズニーのその他の事業がパンデミックで低迷ないし完全休業している中で(例えばリゾート部門であるParksは徐々に再開)、ストリーミングは比較的明るい。同社の総売上は前年同期比で42%落ち込み118億ドル(約1兆2457億円)、EPSは2ドル61セントの損失である。
アップデート:決算報告でチャペック氏は、「ムーラン」が9月4日にDisney+で封切られると発表した。29.99ドル(約3170円)の特別アクセスで観ることができる。
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