日本の仮想通貨取引所が、ハッキングを受けて4億ドル以上のトークンを盗まれたと発表した。
金曜日(米国時間1/26)Coincheckは、約5億トークンのNEM、約4億ドル相当が盗まれたと発表した。記者会見に参加したBoombergによる。NEMは時価総額第10位の仮想通貨であり、主として支払いその他の金融サービス向けの分散台帳プラットフォームだ。
推定被害額は2014年のMt. Goxハック事件よりもドル換算で大きい。しかし、今日市場に出回っている仮想通貨の多さやbitcoinの価値の上昇を踏まえると、影響を当時ほど大きくはないと思われる。
それでもこの事件は、トークンをより安全なパーソナルウォレットやハードウェアベースの方法ではなく、取引所に保管することのリスクを再認識させる出来事だ。最近の事例をたどると、昨年11月にTetherは攻撃を受けて3100万ドルを失ったと発表し、EtherDeltaは12月に侵入された後交換サービスを中止した。
Coincheckはどのように侵入されたかわかっていないと語った。影響を受けたユーザーは補償する予定だと伝えられている。日本は仮想通貨取引きを認可した初めての国であり、昨年9月に最初の11社が認可を受けた。Coincheckは現在申請中で決定を待っている状態だ。このため状況は不透明だが、Bloombergによると、同社の業務は当局の管理下にあると担当者は言っている。
NEM FoundationのLon Wong社長は、組織として「できる限りの対応をする」と言った。
金曜日に同取引所がNEMトークンの売却、購入、引き出しを中止した際には憶測が飛び交ったが、後にCoincheckは流失を認め記者会見を開いて詳細を報告した。
金曜日、NEMの価格は高値の1.01ドルから本稿執筆時には0.83ドルまで下がっている。Coinmarketcap.comによる。
編集部注:筆者は少額の仮想通貨を所持している。理解を得るためには十分な額だが人生を変えるのには十分ではない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )