今年もこの時期がやってきた ― われわれは今マウンテンビュー市のスタートアップアクセラレーター500 Startupsのデモデー会場にいる。
今日(米国時間5/12)30の会社が、自分たちの製品とビジネスモデルを投資家と報道陣に売り込み、売上、対象市場、成長について魅力的なデータを見せた。中でも、いくつかの会社の口上がわれわれの琴線に触れた。
われわれを唸らせた以下の4組(発表順)を紹介する。
Alfred ― 古いAndroid端末を、Dropcamスタイルのどこかれでもアクセスできるホームセキュリティーカメラとして再利用する。初年度に100万台の端末がサービスに参加し、文字通り何トンもの電子部品がゴミになるのを防いだ。彼らのアプリは、ユーザーにとって毎日の習慣にもなり、家のネコや子供や留守宅を1日平均10回チェックしている。
Raur ― 人気番組のフィードをを自分のライブや録音コンテンツと組み合わせて、スマートフォンのアプリ1つだけでポッドキャスティングサービスを作れる。この組み合わせによるアプローチは、今すぐ楽しめるコンテンツたくさんあるだけでなく、将来はオーディオのためのPerisocpeやMeerkatになり得ることを意味している。
GridCure ― スマート電力グリッドの分析システム。彼らの主張によると、電力会社は何十億ドルもまけて家庭や会社にスマートメーターを設置したが、大量のデータを活用するためのソフトウェアを作っていない。GridCureを使えば、電力会社はどこの電力を再配置すべきか(全体のエネルギー損失を減らす)を調べたり、「盗電」を示す不自然な動きを検知することができる。
Yellowdig ― 「学校現場のSlack」(チャットアプリ)。90年代かと思われる寄せ集めのバックエンドソフトウェアと誰もチェックしない大学のEメールを置き換える。これまでに7000人の学生によるテストを終え、2016年までに100校の大学で使われることを目標としている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)