楽天、日本のサッカーチーム、ヴィッセル神戸を買収。Alibabaに続く


アジアのEコマース巨人が新たな買収によってサッカーに参入する。

どこかで聞いた話だって?

Alibabaは、中国のサッカー* フットボールチーム、Guangzhou Evergrandeをこの夏に買収し、今度は楽天ヴィッセル神戸の買収に合意して日本のスポーツ界に乗り込む。神戸は1995年に創立されたJリーグの主要チームだ。

実は楽天をAlibabaと比較するの少々フェアではない。なぜなら同社はすでにプロ野球チームの東北楽天ゴールデンイーグルスというスポーツ事業を持っているからだ。しかし、フットボールはスポーツ以上の存在だ(人生そのものという人もいる)。

AlibabaがEvergrandeの過半数株を取得したのとは異なり、楽天はヴィッセル神戸を完全買収した。契約は年内に締結予定だが金額は明らかにされていない。

両者には以前からつながりがあった。日本のEコマース会社は2004年以来ヴィッセル神戸のユニフォームスポンサーだった。今回の買収は、オンラインショッピングに留まらず銀行、スマートフォン等同社の無数のサービスを推進すると楽天は言っている。

さらに同社は、スポーツの「経験」と資源を、ヴィッセル神戸チームの「強化と発展」に役立てることを約束した。

楽天は、世界規模のEコマース市場で最もよく知られているが、今年は数々の異業種へと企業展開している。9月には米国で小売業のeBatesを10億ドルで買収する大きな動きに出た。それ以前に9億ドルでViberを買い、モバイルメッセージング分野に足を踏み入れたのは、FacebookがWhatsAppを買う直前だった。

楽天はそのブランドがほぼ浸透している日本が主な市場であり、MVNO通信方式によるスマートフォン事業を提供しているほか、今夏には格安航空会社のエアアジアにも投資して日本におけるサービスを開始した。

* 英国人である私は、フットボールをサッカーと呼ぶことに気が進まないが、多くの読者がフットボールと言えばアメリカンフットボールを連想することから、記事タイトルにはサッカーを使う方が良いと判断した

Second image by Flickr user Masashi Hara Hara reproduced under a Creative Commons 2.0 license

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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