為末大氏も支援するスポーツエンタメアプリ「Player!」、運営元がグリーベンチャーズから資金調達

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午前中に紹介したサカチャンに続き、SportsTech領域の話題だ。スポーツエンターテイメントアプリ「Player!」を運営するookamiは5月11日、グリーベンチャーズが運営するファンドを引受先とした第三者割当増資を実施したことを明らかにした。調達額は非公開だが、数千万円程度と見られる。ookamiでは今回調達した資金をもとに経営基盤を強化。人材採用を進めてアプリ開発やマーケティングを加速するとしている。

Player!はスポーツ各ジャンルのニュースサイトを閲覧できるニュースリーダーの機能、そのニュースに対する「いいね!」やコメントを付ける機能などを提供するほか、スポーツの試合情報をリアルタイムで閲覧し、興味を持つユーザー同士でチャットができる「ライブ」などを備えるアプリだ。利用は無料だが、Facebookアカウントでのログインが必要。

ookamiは2014年4月の設立。ユーザーベースや元陸上選手の為末大氏のほか個人投資家からシードマネーを調達し、同年9月にPlayer!を公開した。2015年4月にはiOS向けにアプリを公開。その後もオプト元代表取締役の海老根智仁氏など個人投資家からの資金を調達している。

Player!のアプリダウンロード数やKPI等は非公開だが、「ユーザーの興味や試合の盛り上がりを測る独自のアルゴリズムによる通知などによって、ライブ機能の視聴率や滞在時間が向上している」(ookami代表取締役の尾形太陽氏)のだという。今後Player!ではライブスポーツの予約機能や動画視聴機能などを予定。「少しでも多くのユーザーにスポーツとの新たな接点や感動を提供していく」(尾形氏)としている。

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TechCrunch Japan

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