Googleは広告クリーティブのプロ向けにGoogle Web Designerという無料のHTML5開発ツールを近くリリースすることを明らかにした。Googleによればこのサービスはここ数ヶ月以内にローンチされ、クリエーティブのプロが最新の対話的広告やウェブコンテンツ、さらにウェブサイト、ウェブアプリを開発することができるようにするという。
今朝(米国時間6/4)、GoogelはこのニュースをDoubleClick広告プラットフォームについてのブログ記事の中で発表した。われわれがGoogleに取材したところ、広報担当者は「Web Designerはスタンド・アローンのサービスで、ターゲットは事実、広告デザイナーやクリエーターだ」と確認した。
しかしもちろんこれだけはどんなサービスになるのか情報が少なすぎる。GoogleはこのツールはDoubleClick StudioとAdMobに統合されるとしている。つまり広告業界をターゲットとしていることは間違いない。またネーティブ広告(オンラインのブランド広告やスポンサード記事)も視野に入れているのだろう。そうであればWebDesignerがDoubleClickの一部になるのは理にかなっている。Googleは私にこのツールは広告クリエーターがターゲットだと説明したが、機能は単なる広告制作よりはるかに強力そうだ。
現在Googleが提供するウェブサイト制作ツールはGoogle Sitesだけだ。このサービスではテンプレートから簡単にベーシックな機能のサイトが作れる。しかしこのサイトはここしばらく大きなアップデートを受けていない。Web Designerがさらに高機能の後継サービスとなるのかもしれない。アップデート: 念のために断っておくが、Web Designer自身の主目的はウェブサイトの制作ではない。しかしGoogleがこのツールの機能の一部を別のサービスでも利用する可能性は十分にある。
Squarespace、Weebly、WixのHTML5 website builderのようなライバルにWeb Designerがどんな影響を与えるか注目される。ウェブのネーティブ広告となると、New York Timeのドラマチックなマルチメディア記事、Snow Fallのレベルのフォーマットが要求されるだろう。Googleがライバルに対して優位に立つには広告クリエーターがこうしたフォーマットのページを簡単につくれるような能力が必要だ。
Build once, run everywhere. Launching Google Web Designer. Build HTML5, CSS3 creative to run across all modern browsers & devices #thinkDCLK—
DoubleClick (@doubleclick) June 04, 2013
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)