犬が自分が撮った写真を自動的にFacebookにポストする装具、冗談だが現実に必要かも

dogpack

見どころは犬のお顔

Facebookの問題は、犬の写真が多いことではない。犬自身が撮った写真がないことだ。やっとこの災悪に取り組む人が現れたが、残念ながらそれは広告代理店だ。この記事はちょうちん記事ではないけれども、そうであってもおかしくはない。

その“Posting Tail”、と名付けられた、かなり滑稽なプロトタイプデバイスを名犬のために作ったのはSaatchi & Saatchi Madridという会社。しっぽのところのセンサーをRaspberry Piが読み、しっぽの振り方をモニタするが、同社によると、ふつうのしっぽ振りと、興奮時のしっぽ振りを区別するそうだ。興奮を検出するとお尻に装備しているカメラが写真を撮り、それを直ちにモバイルのデータ用のドングルでFacebookへアップロードする。

犬は人間ではないから、犬のアカウントとページを作りたくなるだろう。しかし猿のセルフィー(自撮り写真)の先例が示しているように、犬には著作権がないから、ヴァイラルに得られた収入はすべて飼い主のものだ。

今はまだ1台しかないが、スペインの読者ならPedigree.esに申し込むと、1週間貸してくれる。

この製品自身はかなり冗談だと思うが、こういうものを実際に欲しい飼い主は少なくないだろう。ペットのウェアラブルを作ってる企業がすでに数億ドルで買収されたし、Petcubeのようなデバイスも人気を集めつつある。ソーシャルメディアのプラットホームが実際に犬の背にマウントされるのも、時間の問題だ。しかもそれには、十分に意義がある。

この、すさまじくアホなアイデアを、そのうち実際に製品化してあげるよ、とあなたの名犬に約束してあげよう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。