自動運転車を市場に持ち込む競争は激化している。GMのSuper Cruiseは今年後半にキャデラックCT6に搭載される予定だし、AudiもA8の次モデルにレベル3自動運転技術を投入する予定だ。その結果、現代自動車(Hyundai)もその半自動運転機能である“Highway Driving Assist 2” (HDA2)の商用化のスケジュールを加速している。
HDA2システムは、正確にはTeslaのAutopilot同様の、レベル2自動運転機能と考えることができる。ソフトウェアは高速道路の運転時に速度と制動を処理し、また、運転手による指示に従って、側道への分岐、高速出口への進行、および主要道路への合流を自動的に行なう。
現代がElectronic Timesに語ったところによれば、HDA2の導入は「運転手の関与を最小限に抑える」ためのものだ。同社によれば、技術は「高速道路上ではレベル3に近付いている」ということで、今回の技術導入は、2022年までに消費者向けに完全自動運転車を商業化するという、同社の目標達成に役立つことだろう。
現代はCESで自動運転技術を発表した、その際には消費者のコストを抑えるために、詳細な地図を用いることによって、コンピューティングとセンサに比重のかからないアプローチを採用していた。しかし、現代は一般的には自動運転車の世界のリーダーとは見做されていない。この技術を予定より早い段階で投入することにより、その差を縮めることができるだろう。データ収集に注ぎ込んだ努力がそれを支えている。
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(翻訳:Sako)