社会に影響を与えるスタートアップを育てるには、Disrupt 2020で学ぼう

多くの創業者が世界を変えようとスタートアップを設立している。しかし、「この世界をより良い場所にする」と叫んでいるだけでは何も変わらない。

Promiseの創業者であるPhaedra Ellis-Lamkins(ファイドラ・エリスラムキンス)氏とUncharted Powerの創業者であるJessica O. Matthews(ジェシカ・O・マシューズ)氏は、「社会に役立つ」企業を設立するだけでなく、それぞれの事業を確実に拡大し成功へと導いている。この両氏が9月14日~18日に開催されるDisrupt 2020のバーチャルステージに登場する。社会に影響を与えられる企業の設立に意欲を燃やす他の創業者や企業家を目指す皆さんに役立つアドバイスが聴けるはずだ。

エリスラムキンス氏は長く労働協議会の責任者を務めてきたが、女性実業家の顔も持つ。同氏の労働協議会での経験には、サウスベイAFL-CIO労働評議会の役員を務めていたことも含まれる。同評議会は、カリフォルニア州のサンタクララ郡やサンベニト郡の100を超える団体、11万人を超えるメンバーで構成される労働組合組織である。また、カリフォルニア州シリコンバレーの経済格差に取り組むWorking Partnerships USAの代表者も務めていた。さらには、貧困対策組織のGreen For AllのCEOも経験している。

Promiseを共同で創業する前は、Honorの経営にかかわっていた。ミュージシャンのプリンスとも彼の原盤権の保護をめぐって仕事をしたことがある。現在、エリスラムキンス氏はTipping Pointの取締役会のメンバーも務めている。

マシューズ氏はUncharted Powerを22歳の時に創業し、CEOを務めている。同社は住宅の太陽光発電、電気自動車の充電スタンド、IoTセンサーなど、分散型発電アプリケーションを1つのサステナブルネットワークに相互に接続できるテクノロジーを開発している。最終的には、送電網を使うソリューションと送電網を使わないソシューションの隔たりをなくし、どこでも電力が使えることを目標としている。同氏はまた、黒人女性の創業者の中で当時最大の資金調達をシリーズAラウンドで達成している。

マシューズ氏はナイジェリアと米国の二重国籍者で、ハーバード大学で心理学と経済学の学位、ハーバードビジネススクールでMBAを取得している。特許は取得済みと出願中を合わせて12を超えており、これには同氏が19歳で初めて発明した発電できるサッカーボール「SOCCKET」も含まれている。

また、同氏は数々の成功により、2012年にはバラク・オバマ大統領からホワイトハウスに招待され、中小企業を代表して米国特許法改正に署名している。

すでにお聞き及びかもしれないが、今年のDisruptはバーチャルで開催される。このため、これまでよりもたくさんの人に安全にイベントに参加してもらうことができる。Disrupt 2020は9月14日~18日に予定されている。Disrupt Digital Pro PassまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを今すぐ購入しよう。メインステージでのインタビューのほか、実用的なアドバイスが聞けるExtra Crunchステージでのワークショップ、AIを利用した無料のネットワーキングプラットフォームのCrunchMatchなどすべてのプログラムにアクセスできる。Disruptに登録した瞬間からCrunchMatchにアクセスができ、人々と繋がることが可能だ。潜在的な顧客や投資家との1対1のビデオ通話を予定したり、将来の従業員を面接したりして、このツールを最大限に活用しよう。

他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%の割引が適用されるので、ぜひ活用していただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

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(翻訳:Dragonfly)

投稿者:

TechCrunch Japan

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